なんとかいきてこぶろぐ。

価格自由な本「実験思考 世の中、すべては実験」を読んでみた感想。(ネタバレあり)

先日、堀江さんの本が読みたくてネットで探していると、堀江さんが帯を書いているおもしろそうな本を発見。調べてみるとなんとキンドル版が”無料”ということで、すぐにダウンロードし読んでみました。

 

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Amazonより)

 

斬新!価格を自分できめることができる仕組み

まず、この本の仕組みがとてもおもしろいのです。電子書籍版は無料、一般の紙の書籍は、390円で購入できます。(本を印刷するときの原価がこれくらい。)一般の書籍を買うと1,200円~1,500円くらいするイメージなので、購入するときの価格に驚きました。そして、本を読み終えたあと自分で価格を決めて支払うことができるのです。

 

ZOZOTOWNが送料の価格を自分で決められるサービスをやっていたのを思い出しましたが、大体の人が0円にするかと思いきや平均96円くらいだったそうです。

日本人だからこの結果なんでしょうか?いいひとが多いですね。

 

この本の最終的な価格も気になるところです。

わたしはケチなのでタダでもらえるものはありがたくいただきます(笑)

 

光本さんについて

この本を書いている、光本勇介さん。

「CASH」という、売りたいものの写真を撮るだけで即現金が振り込まれるアプリを打ち出したお方なのです。覚えている方もいると思いますが、このアプリの反響はすごく、会社から現金が流出しすぎて一日でサービスをストップせざるを得なかったくらいでした。光本さんは”性善説”をもとにしたビジネスを提案していて、「人を疑う行為」はコストであり、「人を疑わない」で取引することでコストカットできるのでは?といっています。単純にどれくらいの人間が信用できるのか、実験してみたいのもあるようです。

 

たとえば、サイトに入るときの長ったらしいパスワードや情報の入力。

お金を借りるときの情報を集める手間、などが人を疑う行為になる。

 

性善説とは...

性善説(せいぜんせつ)とは、人間の本性は基本的にであるとする倫理学道徳学説、特に儒教主流派の中心概念。人の本性に関する考察は古今東西行われてきたが、「性善説」ということばは儒家のひとり孟子に由来する。

Wikipediaより

 

とにかくお金がどうこうよりも、人間が、社会がどのように反応するのか、自分の仮説通りに動くのか、実験するのが楽しくてしょうがないというのでおもしろい人ですよね~。「世の中、すべては実験。」

 

自分では思いつかないような発想の数々

光本さんはビジネスの人になりすぎず、ごく普通に生活することを気を付けているといいます。人々がどんなときに不便を感じ、どのようにしたら過ごしやすいか考える。日々のちょっとした違和感を見逃さずそれをビジネスに活かすのでビジネスのアイデアが尽きないようです。

 

本書のなかでも数々の発想をあげていて、たとえば病院だと、予約してもなぜ待たなければならないのか、週末や夜間はなぜやっていないのか、人間ドックはなぜ高額でしょうがないと思われているのか、など一般のひとが当たり前だと思って過ごしているような点をあげています。

 

他にも沢山のビジネスおアイデアや考えを語っていて、自分では考えもつかなかったようなことばかりで読んでいてわくわくしました♪

 

最後に・・・

ビジネスにかかわらず、ただ新しい情報を詰め込むばかりではなく、自分の生活や社会において鳥の目のように大きな視点を持つことで、おもしろい見方ができるのだということがわかりました。そのような見方ができることで、自分の人生もよりおもしろいものになっていくのではないでしょうか。

 

「世の中、すべては実験」

そう思うと毎日何が起こるか楽しみでしょうがないですね♪